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●モードSを利用した場合、ターゲットの数に限界がある。今回のように、多くのヘリコプターが密集して飛行する場合、今回の方法の方が適している。
●低高度の飛行をモニターする必要があるため。
また、将来的にはUAV(Unmamed Aehal Vehicle)に監視(S)機能をもたせることはできないかという検討も行っている。
(3)その他の取り組み
(1)および(2)に挙げたトライアルのほか、FMでは小型機に対するデータリンクによる
ADS−Bのトライアルを実施している。
(a)Air−Ground ADS−B
昨年度報告書「簡易運航管理のための小型機搭載用衛星通信・航法装置の開発に関する調査研究(その2)報告書」に記述されているように、FAAでは1994年12月に、メキシコ湾においてAir-Ground ADS−Bのトライアルを実施した。その概要を以下に示す、
ERAヘリコプタ(メキシコ湾事業部)の概要
メキシコ湾岸の石油と天然ガス事業者はERAヘリコプタ(メキシコ湾事業部)によりサービスされている。ERAは3番目に大きいヘリコプタ運航者であり、ツインエンジン搭載機を運航している。ERA航空は安全、信頼、そして経済的な航空輸送に関して地域的な基準を設定している。顧客ニーズに見合うように選別された航空機編隊を組むことにより、ERAは地域航空産業に引き続き採用される航空機運航における幾つかの発展を達成した。
同社では湾岸における運航方式を開発し完成させている。また、最初にメキシコ湾において航空機レーダ進入の認可を受けている。これは、地域において気象システムを急速に変更させたため達成させえたことである。ERAはまた、補助航空情報提供局(SAWRS)を創設し、SATCOM/GPS航法装置の導入を援助した。更に、ERAは計算機による飛行監視機能を提供した。ERAはFAAにより認可された全ての地方経路におけるIFR飛行の承認を受けている。
(b)Air−to−Air ADS−B(CDTI)
FAA等は、GA航空機に低コストのアビオニクスを搭載して、コックピット交通情報表示(Cockpit Display of Traffic Information(CDTI))を実現するために、1995年秋にAir−to−Air ADS−Bのトライアルを実施した。その概略を以下に示す。
各航空機は、周辺を飛行している装置を搭載した航空機に対して自機の位置情報を自動的に放送する。その位置情報は各航空機のコックピットディスプレイに表示され、バイロットは各航空機を画面上に見ることができる。このAir−to−Air ADS−Bによって周辺空域の交通を完全に監視するためには、全航空機にこの装置を搭載される必要がある。
データリンクAir−to−Air ADS−Bを用いたデータリンク監視サービスであるCDTIは、将来のフリーフライトヘの大きなステップとなる。
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